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大学での専攻は文系(国際系)とのことですが、エンジニアを目指そうと思ったきっかけを教えてください
就職活動の際に、会社に依存せずどこででも活躍できるように「手に職をつけたい」と考え始めたことがきっかけです。その中でもITエンジニアは、専門スキルを身に着けることで、誰でも場所を選ばず働けるのが大きな魅力だと感じて、エンジニアを目指そうと考えました。
エンジニアは、理系のほうが有利な部分も確かにありますが、実際はプログラミングだけが仕事ではなく、お客様との折衝や調整、状況判断などの場面も多くあります。またITと言っても様々な職種があり、お客様も様々な業界にいるため、今まで学んできたことや培ってきたことを体系的に役立てることができる仕事だと感じています。
理系の仕事だと思わず、ぜひ挑戦してほしいです。
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マネジメントにチャレンジしてみて、やりがいや、大変なことはどんなことですか
自分の性格上、一人で黙々と作業をするよりも人をまとめたりする方が好きなので、配下のメンバーの特性を見極めてそれぞれに合わせた対応をしていくことが楽しいですし、それでメンバーが期待通りに活躍してくれた時はやりがいも感じることができます。
また、自分以外にも意識を向けるようになったため、プレーヤーの時とは見える景色が違ったり、自分の視野や関心領域が広がる感覚が面白いなと感じています。
一方で大変なことは、まだまだマネージャーとしての経験が浅いので、自分の状況に左右されやすく、時々、メンバーに気が回らなくなることです。今後、沢山の経験を積み、いつでも周りから頼られるマネージャーになりたいと考えています。
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マネージャーになるにあたり、磨いたスキルや知識を教えてください
今まで培ってきた経験や知識をベースに、先輩社員の良いところを取り入れたりして、自然体でマネジメントに取り組んでいるので、特別に新しく学んだことや磨いたスキルは無いかもしれません。
ただ、マネジメントに挑戦するにあたり、開発メンバーひとりひとりの状況をくみ取り、それぞれに合わせた対応をしていくことは強く意識しました。また、プレーヤーでいる時は自分のことだけを考えていればよかったのですが、マネージャーになると会社と自分の関係や、プロジェクトと自分の関係などプレーヤーの時からもう一段階上の視点で仕事を見ることが必要だと痛感しました。
配下のメンバーに対する責任もあるので、「俯瞰で見る」というのはマネージャーとして必要なスキルだと感じています。
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今後の目標を教えてください
上流工程に携わることが多くなり、お客様と話をする中での情報の取捨選択や、妥協と決断のバランスを上手く取れるようになりたいと思っています。
プロジェクト関係者それぞれの主張に対して「落としどころ」をどう見つけるか、スケジュールに追われる中でどのタイミングで決断をして進めるのか、そういった判断を適切にできるようにならないといけないのですが、まだまだ見極めが甘いのが現状です。
誰かに教えてもらうだけでは見えないし、本を読んだだけでは身につかないスキルだと痛感しました。短期目標でもあり、長期目標でもあるのですが、今後たくさんの経験を積んで磨いていきたいと思っています。